行知学園日本語教師養成講座

令和7年度日本語教員試験体験記|基礎・応用の難易度と独学勉強法|

更新日:2026/03/17

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基礎試験

勉強する女性の手元

2024年に実施された第1回試験では、基礎試験からの合格率がわずか8.7%という極めて厳しい数字でした。第2回の試験も難易度はおそらく変わらないだろうと試験前は言われていましたが、結果を見ると、第2回の合格率は35.9%と大幅に上がりました。

「基礎試験」は、その名のとおり、基礎的な「知識」を問われる試験だと思います。しかし、その範囲は本当に幅広く、出題範囲は『社会・文化・地域』『言語と社会』『言語と心理』『言語と教育』『言語』の5区分に分かれています。合格基準は、各区分で6割程度、かつ総合で8割程度の得点となります。

第1回の試験では「日葡辞書」が出題されて話題になっていましたが、歴史的知識から最新の日本語教育の動向まで、日本語教育に関する広範な知識が求められます

★私の勉強法

私は約20年前に420時間日本語教師養成講座を修了しましたが、知識の面ではかなり忘れていました。5月に受験を決断したものの、初めはなかなかやる気が出ませんでした。

試験まで残り3か月となった頃、「このままでは絶対に間に合わない」という強い焦りが出て、まずは自分にプレッシャーを与えるために、問題集を2冊と、独学で勉強できる「合格パック」を購入しました。そして、幅広い範囲を攻略するために、次の2つのアプローチで学習を進めました。

@まとめノートの作成
日本語教育能力検定試験の過去問や問題集の練習問題を解いた後は、単に答え合わせをするのではなく、「なぜ自分の答えが間違っていたのか」と深掘りしました。また、答えが正解だった場合も、知らない用語や疑問があったら、放置しないで必ず調べるようにしていました。このように常に疑問を持ち、調べる習慣をつけました。

そして、5つの区分を網羅するべく区分別のノートを作成し、新しく得た知識や情報をどんどん書き込んでいきました。とにかく「全範囲をカバーする」「苦手分野を作らない」ことを最優先し、全体的な知識の底上げを図りました。

Aデジタルツールの活用
分からない用語や詳しく知りたいことはChatGPTに聞いていました。その説明のスクショを撮っておき、通勤の電車の中で見て覚えるようにしていました。繰り返し見ることで、記憶を定着させることができると思います。

また、Google NotebookLMで資料や動画を読み込ませて、動画解説やクイズも作成しました。自分で多くの資料を読むのは大変ですし、理解できないこともあります。そういう点を解決してくれて、練習を重ねるのに便利なツールがGoogle NotebookLMでした。

さらにYouTubeもよく活用していました。日本語教員試験対策の動画もたくさんあるので、「料理をしながら」「寝る前に」などスキマ時間にYouTubeを見て、情報のインプットを心がけていました。

★試験後の感想

試験では約1時間で全問題を解き終えることができ、残りの1時間は見直しに充てることができました。もちろん回答に迷う問題もありましたが、勉強したことが出題され、自信をもって答えられる問題もありました。

地道に積み上げてきた結果が実り、ある程度の手応えを感じました。

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応用試験(読解)

基礎試験が「知識の量」を問うものなら、応用試験はまさに「教師としての現場対応力」が問われているものだと思います。つまり、単なる暗記した知識で答えるのではなく、知識をふまえて自分で考え、判断する「応用力・思考力」が必要とされる問題が多かったです。

具体的な事例を読んで、「こういう場面では日本語教師としてどうするのか」という力が求められるのだと思います。

★私の勉強法

読解の対策は正直わからなかったので、ひたすら日本語教育能力検定試験の過去問や問題集を解いていました。日本語教員試験の過去問は公開されておらず、問題集も多くはありません。今後、たくさんの問題集・対策本が発売されてほしいと思います。

それ以外に努力したこととしては、試験対策というわけではありませんが、現場の声や経験、または日本語教育の現状を知るために、できるだけ研修会やセミナーに参加していました。今はオンラインで無料のイベントもたくさんあります。

例えば、養成講座を開催している日本語教育機関や、日本語教材の出版社が主催するイベントでは、経験豊富な専門家や教師の方々の話を聞くことができ、そこから現場の対応力を学ぶことも多かったと思います。

★試験後の感想

私は日本語指導経験がありますが、それでも「絶対にこれが正解だ」と自信を持って即答できる問題は少なかったと思います。聞いたこともない用語もありました。問題をじっくり読み、試験時間ギリギリまで考えていました。

なので、試験終了後も点が取れたという手応えはあまりありませんでした。

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応用試験(聴解)

第1回の応用試験は最初に聴解が行われましたが、第2回の応用試験は読解、聴解の順番で行われることになったので、正直集中力がもつかどうか心配していました。

私が受験した試験会場では、試験当日に聴解試験開始が15分遅れることになり、基礎試験からの受験者はメンタルが削られる状態だったと思います。

聴解試験は50分で、試験途中に1,2分程度、最後に見直しの時間もありますが、問題の音声は一度しか聞けません。ですから、音声を聞いて瞬時に判断する能力が求められます。

★私の勉強法

アクセント問題は音感の良さと関係があり、ピアノなどの楽器経験がある人は聴解問題が得意だと言われています。私自身はアクセント問題がかなり苦手で、何度練習問題をやっても正答率が思うように伸びませんでした。

そこで、アクセントの学習に固執せず、確実に得点できる問題に集中することにしました。口腔断面図の学習に力を入れ、口腔断面図を見て音を判断したり、音声を聞いて正しい口腔断面図が選べるように、徹底的に練習しました。

また、本番対策として試験の1週間前からは夕方に聴解練習を行い、「あえて疲れている時に聴解練習をする」ということもしました。

★試験後の感想

私は音声のスピードが速いとは特に感じませんでしたが、一番難しかったのは一度の音声で即座に判断することでした。一度聞いても、間違いや音の違いに気づくことができない問題もあり、その場合はほとんど勘に頼らざるを得ませんでした。

音声が流れているその瞬間に全神経を集中させ、その場でマークを完結させる潔さも必要かもしれません。

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振り返ってみて

合格証と桜

全部の試験が終わったころにはすっかり日が暮れていましたが、終わった直後は「やっと終わった!」という解放感でいっぱいでした。

試験結果は約1か月後にオンラインで確認しました。「合格」という結果を見たときは、努力が報われたようで本当に嬉しかったです。結果は基礎試験各区分の得点、応用試験の得点を見ることができます。

基礎試験では1つの区分が合格基準ぎりぎりの得点でしたが、応用試験はそれぞれ90%近く取ることができ、正直驚きました。試験直後は手応えがなかったものの、日本語を教えてきた経験が役に立ったという自信にもなりました。

私が基礎試験から受験する方に伝えたいのは、「まずは基礎試験の突破を目指す」ということです。つい聴解試験の勉強に意識が向きがちになりますが、応用試験が不合格でも基礎試験に合格すれば、翌年以降は基礎試験が免除されます。

まずは着実に基礎知識を固めることが重要です。そして、できれば実践的な知識や経験を得る機会も作っていくことをおすすめします。常に情報のアンテナをはり、あらゆるものをフル活用すれば、独学でもきっと合格できると思います。

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