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独学で日本語教師を目指すにはどうすればいい?
1人でできる日本語教育検定試験対策をご紹介!

更新日:2024/03/06

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独学で日本語教師を目指すにはどうすればいい? 

日本語教師を目指す方の中には、様々な事情を考慮して、「独学で日本語教師を目指したい」とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本ページでは、独学で日本語教師を目指す方法をご紹介します!

※日本語教師は2024年4月から国家資格「登録日本語教員」になります。2024年4月以降は日本語教師になるための方法に変更が生じますのでご注意ください。

関連記事:日本語教師の国家資格に関する最新情報!

独学で日本語教師を目指すにはどうすればいい?

「日本語教育能力検定試験」の合格が必要

独学で日本語教師を目指す場合は「日本語教育能力検定試験」の合格が必要になります。
日本語教師になるためには、厳密には「資格は不要」とされていますが、ほとんどの日本語教師の求人では、下記いずれかを満たすことが条件となっています。

独学で目指す場合は、「日本語教育能力検定試験」の合格により日本語教師への道を開くことになります。

独学で「日本語教育能力検定試験」に合格するには

独学で「日本語教育能力検定試験」の合格を目指すと決めたあと、具体的にどのように学習を進めれば良いのかをご紹介します。 一例ではありますが、ご参考にしていただければと思います。

1.試験の概要を把握する

まずは、試験の概要を知ることから始めましょう。これから学習を始めるにあたり、出題範囲、試験の方式、合格率などを確認しておきましょう。

「日本語教育能力検定試験」の概要につきましては『日本語教育能力検定試験とは』でご紹介しています。

2.試験までの期間を把握し、学習計画を立てる

学習期間の目安は、6か月間〜1年間程度です。

420時間の日本語教師養成講座の代わりに1日2時間勉強すると仮定した場合、学習時間が「420÷2=210日=約7か月」になるという点からも、半年間は学習期間を確保するべきかと考えられます。

例年は10月が試験ですので、試験までに何か月残されているのか確認して、学習計画を立てておきましょう。

3.教材を選ぶ

試験対策に用意したほうが良いと考えられる参考書は、次の3種類です。
・教科書となる参考書
・分野別/単元別の参考書
・問題集/過去問

〇教科書となる参考書
用途:基礎固めなど
レベル:基礎・基本

学習開始から合格までずっと使用する、ベースとなる参考書です。 基礎固めで利用したあとも、辞書のように、確認したい事があった時に随時読み返して、理解を深めるために利用します。

試験範囲を網羅していて、かつ、実際に手に取って「読みやすい」と感じたものを選ぶと良いでしょう。

〇分野別・単元別の参考書
用途:弱点分野の補強など
レベル:基礎〜標準

基礎固めをしていて「苦手だな」と感じた分野の知識を補ったり、各分野の理解を標準的なレベルまで引き上げたりする目的で利用します。

〇問題集/過去問
用途:試験問題に慣れるなど
レベル:標準〜応用

問題集や過去問は、試験問題に慣れたり出題傾向をつかんだりするために利用します。

基礎固めで内容を”理解”するだけでは試験問題を解くのは難しいと思いますので、”解く”ためのテクニックも身に付けることで合格に近付きましょう。

【補足】教材の費用
「日本語教育能力検定試験」のための教材(参考書)の価格帯は1,000円〜3,000円前後が多いです。
ご自身の生活、予算、お好みの学習スタイルなどに合わせて、参考書をそろえてみてください!

4.計画に沿って教材の学習を進める

「日本語教育能力検定試験」に向けての学習のステップには、大きく分けて次の3つがあります。試験までの残り期間から逆算して学習を進めましょう。

(1)基礎・基本の理解
まずは、「3.教材を選ぶ」で選んだ「教科書となる参考書」を読み、基本の用語や内容を理解しましょう。

日本語教育を初めて勉強するに方には、1度読んだだけでは理解できない内容もあるかと思いますが、ある程度考えたり調べたりしても理解できない場合は、そのまま先へ進んでも良いかと思います。

なぜなら、今後学習を進め、何度か同じような内容に出会っていくうちに、理解できる可能性も出てくるからです。

時間をかけすぎても学習の進捗に遅れが出てしまいますので、難しい内容は適度なタイミングで切り上げて、次へ進むようにしてみましょう。

(2)分野別に弱点強化
基礎固めを終えたら、弱点の補強を行います。 「(1)基礎・基本の理解」で、「この分野が苦手だ」、「文法を強化したい」など課題に感じた分野から対策していきましょう。

苦手分野の基礎固めを継続しつつ、基礎的理解の済んだ分野は少しずつ練習問題に取組み、基礎〜標準レベルの問題に慣れていきましょう。

(3)過去問/問題演習
いよいよ実戦形式の学習です。過去問は上記(2)の過程で弱点を把握するために解いてみても良いと思いますが、基礎固め段階で解くことはお勧めしません。

ある程度の内容を理解でき、「過去問を解いてみても大丈夫そうだな」と感じたら解いてみてください。 過去問を解くことで試験の傾向や自分の誤答の傾向が見えたり、得意分野と苦手分野が明確になったりすることもあります。 また、問題集で多くの問題にあたって、実戦感覚を養うことも大切です。

注意点としては、上記(1)・(2)に時間をかけすぎて、問題演習の時間を十分に確保できず試験を迎える事態は避けたほうが良いでしょう。

どうしても試験までの時間が足りない場合は、(2)を削って「問題演習→誤答の多い分野補強」の繰り返しにしても良いかと思います。

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国家資格化以降、独学で目指す場合は?

日本語教員試験に合格する必要がある

2024年4月以降、日本語教師は国家資格「登録日本語教員」になります。

「登録日本語教員」になるためのルートは下記の2通りで、独学で目指す場合は、2.の試験ルートとなります。

1.養成機関ルート
登録日本語教員養成機関で課程を修了後、応用試験に合格し、実践研修を履修することで資格を得られます。基礎試験が免除されます。

2.試験ルート
基礎試験合格後、応用試験を受験し、合格者のみ実践研修を履修することで資格を得られます。

日本語教員試験とは?

※下記の情報は文化庁が2024年3月時点で公表している内容に基づいています。

登録日本語教員養成機関に通わず、独学(試験ルート)で日本語教員試験を受験する場合は、下記の2つの試験に合格する必要があります。

1.基礎試験
日本語教師として、日本語を教える上で必要とされる「基礎的な知識・技能」を見る試験です。

2.応用試験
基礎試験合格者が受験できる、日本語教師に必要とされる「応用に関する知識・技能」を評価する試験です。実際の教育現場における問題解決能力が見られます。

日本語教員試験に関しては、現時点(2024年3月)で全容が公表されていません。文化庁の発表があり次第、日本語教師ナビでもお知らせします。

関連記事:登録日本語教員の試験(日本語教員試験)とは?最新情報を総まとめ!

独学が難しそうな場合は「日本語教師養成講座」が着実

ここまで読んでみて、「独学で試験対策をするのは、思ったよりも大変そうだなぁ」と感じた方は、「日本語教師養成講座」の受講も検討してみましょう。

費用の負担はありますが、2024年4月以降は、登録日本語教員養成機関で課程を修了することで、「登録日本語教員」の基礎試験が免除されます。
また、国家資格化に向けた制度変更に関しても、登録日本語教員養成機関に通っていれば、専門の職員の方から詳しい解説を受けられる可能性があります。

各スクールのパンフレットを読んでみると、日本語教師になるまでの具体的なイメージや講座の情報が手に入り、 モチベーションも上がってくるのでおすすめです!色々な日本語学校やスクールが講座を開いています。


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まとめ

独学で「日本語教育能力検定試験」の対策をしっかりと行うには、6か月〜1年程度の期間が必要です。

独学で対策をするために時間を短縮したり効率的に進めたりしたい場合は、 検定試験対策講座を活用して「独学+対策講座」で効率的に対策を進めるのも、有効な手段の1つになるでしょう。

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監修者プロフィール

本サイト「日本語教師ナビ」は、日本語教育において長年の経験と実績をお持ちの専門家 川口 義一先生 にご監修をいただいております。 下記、川口先生のプロフィールをご紹介いたします。

川口 義一  Yoshikazu Kawaguchi

川口義一

早稲田大学 名誉教授/「言語・生活研究所」代表
川口 義一

現在は、「言語・生活研究所」の代表を務めながら、オンラインでの日本語教育を中心に精力的に活動を行っている。 その傍らで海外派遣や書籍・論文の執筆にも携わり、著書は10冊以上(共著含む)、海外派遣歴は直近10年間で20件以上。

主な経歴

  • ・2018/4〜2019/3
     城西国際大学大学院 人文科学研究科 特任教授
  • ・2002/4〜2014/3
     早稲田大学大学院 日本語教育研究科 専任教員
  • ・1988/4〜2002/3
     早稲田大学 日本語研究教育センター 専任教員

代表著書

海外派遣歴

  • ・ケルン日本文化会館日本語教師オンライン研修会招待講師
  • ・EPA候補生・教師研修(ベトナム・ハノイ)招待講師
  • ほか多数

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