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日本語教師で年収1000万円を達成するには?

更新日:2024/03/25

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日本語教師で年収1000万円を達成するには? 

日本語教師で高収入を目指し、年収1000万円を達成するのは、たやすいことではありません。しかし、可能性はゼロではなく、いくつかの道があります。

日本語教師が年収1000万円を達成するためには、どのような方法を選択すればよいのでしょうか?詳しく紹介します!

一般的な日本語教師の給料事情については、下記の関連記事で詳しく解説しています。

関連記事日本語教師の給料事情と働き方

年収1000万円の達成のハードルは高い

年収1000万円の達成のハードルは高い

日本で年収1000万円を達成している人の割合

まず、日本で年収1000万円達成するハードルは、とても高い状況であるといえるでしょう。

国税庁の調査によると、個人年収が1000万円※以上の人は、日本の人口の5.4%という結果が出ています。つまり、企業など法人で働いている場合、「日本の年収上位5%」に入らないと、年収1000万円の達成が難しいということになります。
※本調査では給与所得者のみを対象としています。   

参考:国税庁/令和4年分 民間給与実態統計調査(給与階級別分布)

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日本語教師で年収1000万円を達成する方法

日本語教師で年収1000万円を達成する方法

大学教授になる

日本語教師で年収1000万円を達成する方法の1つめとして、大学教授になることが挙げられます。日本語教師養成を実施する大学をはじめ、日本語教育や国際教育に力を入れている大学で、教授まで昇格する方法です。

人事院発表の令和5(2023)年の調査では、大学教授の平均給与支給額は、74,1631円/月という結果が出ており、平均年収は889万円※となります。教授としてのスキルを高めると、年収1000万円に到達することは十分可能であるといえるでしょう。
※月の平均給与支給額を12ヶ月分で算出

参考:人事院/民間給与の実態(令和5年職種別民間給与実態調査の結果)

海外赴任や海外での就職

2つめとして、海外赴任や海外で就職するという方法があります。

例えば、
・民間企業の海外支社に赴任し、現地の人材育成に携わる
・日本語教育に携われる海外企業に就職する

海外拠点のトップまで昇格すると、年収1000万円以上を支給する企業が多くなる傾向です。また、海外企業は国内企業より成長の可能性が高いことが特徴です。
外資企業は昇給・昇進のスピードも速く、努力次第では年収1000万円が可能といえるでしょう。
参考:auカブコム証券株式会社「日本株と米国株〜過去30年の株価の推移は〜」

日本語教育のビジネスで起業する

3つめは、日本語教育のビジネスで起業する方法です。

<日本語教育ビジネスの例>
・日本語学校や日本語教室を設立し、日本語教育サービスを展開
・日本語教育の教材やツールを開発、日本語学習者や日本語学校へ提供
・日本語学習者と日本語教師をマッチングさせるプラットフォームの立ち上げ

事業が軌道に乗れば、年収1000万円どころか、それ以上の高収入を得られることが、起業の最大の特徴です。

副業をする

4つめの方法としては、副業をすることです。常勤の日本語教師を本業としつつ、個人で日本語教室を開いたり、Webサービスを立ち上げたり、収入の第2の柱を作ります。

ただし、本業の日本語教師の年収額によっては、むしろ副業の収入を主軸にしないと年収1000万円に届かない可能性があります。例えば、本業の日本語教師の年収が400万円だった場合、不足する600万円を副業で補う必要が出てきます。

副業については、料金の単価アップや、日本語学習者の人数を多く獲得する工夫が必要であるといえるでしょう。また、学習者募集のために、WebサイトやSNSなどを活用した集客スキルも重要になってきます。

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年収1000万円のデメリット

年収1000万円のデメリット

累進課税により税金の割合が高くなる

年収1000万円を達成すると、よいことばかりではなく、デメリットになる面もあります。日本は累進課税により、所得が高くなると、税金の割合も高くなります。

条件により異なりますが、年収1000万円の人の場合、年収400万円の人に比べ、手取りの収入額が6%も下落します。
年収400万円:手取り額 約317万円(年収の79%)
年収700万円:手取り額 約530万円(年収の76%)
年収1000万円:手取り額 約731万円(年収の73%)

年収1000万円達成に必要なこと

見上げる女性

キャリア形成や収入を得るための計画を考える

年収1000万円達成のためには、キャリア形成と計画が最重要です。将来の目標として年収1000万円を目指すのか、すぐに年収を1000万円にしたいのかで、計画の取り方が全く異なってきます。

例えば、大学教授になって高収入を目指す場合は、必ず段階を踏む必要があります。大学と大学院を修了し、さらに大学教員として助教からスタートする、または教授と同等の知識や経験があるなど、優れた社会人キャリアが必須です。

副業で年収1000万円を目標とする場合は、プラスアルファの収入として、個人教室をどれくらいの時間・料金で開くのかなど、綿密な計画が必要といえるでしょう。Webサイトや動画で日本語教育に関する情報発信を行い、広告収入を得るのであれば、常に収益化の最善の方法を考える必要があります。

自分の中で計画と見通しを持ち、必要なスキルや知識を身につけることが大きなポイントです。

粘り強い努力と行動力

日本語教師は深く広いスキルや知識が問われる仕事であるため、年収を一気に1000万円に引き上げることは、難しいことといえるでしょう。

「継続は力なり」という格言の通り、諦めずに努力を続けることが、とても大事なことです。しかし、目標を行動に移し達成できる人はそう多くいません。

アメリカのスクラントン大学の調査によると、年始に立てた目標を達成できた人の割合は、調査対象者全体の8%に過ぎなかったという結果が出ています。その達成できる少ない人数に入るためには、しっかりとした計画を立て、成長を重ねて徐々に目標に近づくことが大切です。

アメリカのエドウィン・ロックをはじめとする心理学者の研究では、簡単な目標よりも、具体的で挑戦的な目標が、高いパフォーマンスにつながるという結果が出ています。

「年収1000万円を達成する」という目標を具体的に計画することが、モチベーションの維持及び目標達成へつながるのです。

参考:Locke, Edwin & Shaw, Karyll & Saari, Lise & Latham, Gary. (1981). Goal Setting and Task Performance: 1969-1980. Psychological Bulletin. 90. 125-152. 10.1037/0033-2909.90.1.125.

まとめ

日本語教師で年収1000万円を達成することは決して不可能ではなく、努力次第では可能であることがお分かりいただけたかと思います。

少しでも早く年収1000万円を稼ぎ出すためには、海外企業での就業や起業など、幅広い視野を持って計画を立てることが重要です。稼げる日本語教師を目指し、高い目標を設定してみましょう!

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