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BrushUP学びは日本語教師養成講座や日本語教育能力検定試験の対策講座など、日本語教師を目指せるスクールの情報をまとめたサイトです。エリア別にまとめて比較でき、とても見やすいです。
この記事を書いたのは
Miku
日本語教師養成課程で資格を取得し、日本語の指導歴は7年目。
学生時代はイギリスへの交換留学の経験もあり、卒業後は日本語教師として働きながら、フランスでワーキングホリデー留学と語学留学を経験。
現在はマルタ島在住で主にフリーランスで活動する傍ら、「日本語教師ナビ」のライターを務める。
「日本語教育能力検定試験に合格するためには、どのように勉強すればいいんだろう」
このように悩んでいる方に向けて、今回は、日本語教育能力検定試験に1回で合格するための勉強法と、平均的な勉強時間をご紹介します。
結論は、日本語教育能力検定試験に合格するためには、平均で400〜500時間の勉強時間が必要で、しっかりと学習計画を立てた上で、毎日コツコツ勉強することが大切です。
※2024年4月から日本語教師は国家資格「登録日本語教員」になりました。「登録日本語教員」を取得するためには、日本語教育能力検定試験ではなく、日本語教員試験に合格する必要があります。
日本語教員試験について知りたい方は、下記の関連記事をご覧ください。
関連記事:登録日本語教員の試験(日本語教員試験)とは?最新情報を総まとめ!
また、日本語教員試験の対策講座について知りたい方は「日本語教員試験対策講座」のご紹介をご覧ください。
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まずは、日本語教育能力検定試験について、簡単にご説明します。
日本語教育能力検定試験とは、日本語教育についての基礎知識・能力が、どの程度あるのかを測る試験です。
検定試験の合格率は、2018(平成30)年度〜2023(令和5)年度の過去5年を見ると、28〜30%で推移しており、「やや難しいレベル」の試験となっています。
こちらの記事に『「日本語教育能力検定試験」とは?』、日本語教育能力検定試験についての詳細がありますので、ぜひご一読ください。
日本語教育能力検定試験が難しいといわれる理由の1つとして、試験範囲の広さがあげられます。
検定試験の範囲は、全5分野・50項目もあり、基礎から応用までの幅広い内容を理解するためには、かなりの勉強量が必要になります。
日本語教育能力検定試験の試験時間は、9:00〜16:40で、朝から夕方まで行われます。
途中で休憩時間が設けられていますが、試験Ⅰは90分、試験Ⅱは30分、試験Ⅲは120分あり、緊張感の続く中で集中力を維持し、ベストを尽くすことは簡単ではありません。
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こちらでは、日本語教育能力検定試験の勉強スタイルを3つご紹介します。
日本語教育能力検定試験の試験範囲は広いですが、1から独学で勉強する方はたくさんいます。
独学だと試験対策に必要な費用は、教材費のみとなるので、費用を抑えて合格を目指すことができます。
また、学校や仕事のスケジュールに合わせて、好きな時に勉強できる点もメリットです。
しかし、勉強をしていて分からないことが出てきても、説明してくれる先生がいないため、時間をかけて自分で調べなければなりません。
スクールで日本語教育能力検定試験の対策講座を受講する、という勉強スタイルもあります。
検定試験の範囲には、初心者では理解が難しい専門的な科目も含まれています。
そのような専門科目も、大手のスクールであれば、日本語教育業界で活躍している講師が、出題傾向を踏まえ、分かりやすく説明してくれるので、試験対策がスムーズに進みます。
検定試験対策講座の受講料は10万円が相場ですが、通信講座だと、5万円前後で受講できるものもあります。
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日本語教師養成講座を受講しながら、日本語教育能力検定試験の合格を目指してもいいかもしれません。
養成講座の中には、検定試験の対策を含むコースもあるので、教育実習などで実践力を高めながら、同時に試験対策をすることもできます。
費用はかかりますが、日本語教師になるための総合力を身に付けることができる勉強スタイルです。
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こちらでは、日本語教育能力検定試験に1回で合格するための勉強法を、6つお伝えします。
前述したように、日本語教育能力検定試験の範囲はとても広いため、初回の受験で合格するためには、学習計画をしっかりと立てることが重要です。
まずは、検定試験の概要や難易度を把握して、試験当日までの大まかなスケジュールを、月ごとに決めます。
その上で、週ごと・日ごとに、「どの参考書を使って、どの単元を何ページ勉強するのか」という具体的な計画を立てていくといいでしょう。
日本語教育能力検定試験の対策をするにあたって、適切な教材を選択しなければなりませんが、試験対策に必要な教材は、以下の3つが基本となります。
何冊も購入せずに1冊ずつ選んで、とことん取り組んだ方がいいでしょう。
教材選びのポイントは、おすすめされている教材の中から、自分が使いやすいと感じるものを選ぶことです。
試験対策におすすめの教材は、以下の記事『日本語教師の資格を独学で取得する方法とは?』でもご紹介しています。
日本語教育能力検定試験に合格するためには、前項でご紹介した「試験範囲を網羅している参考書」を教科書として使い、基礎知識をインプットしていくことが非常に重要です。
なぜなら、2022(令和4)年度の検定試験から出題範囲が改訂され、基礎的な内容が中心に出題されることとなったからです。
また、検定試験は基本的にマーク式で行われますが、用語や理論についての説明文を選択させる問題もあるため、単なる用語の丸暗記ではなく、内容をしっかりと理解するようにしましょう。
日本語教育能力検定試験の範囲を一通り勉強したら、最低3年分(余裕があれば5年分)の過去問を解いてみましょう。 まとまった勉強時間が取れなければ、試験ごとに時間を区切って取り組んでみてください。
最低3年分の過去問を解くことで、検定試験の出題傾向や、自分の得意・苦手分野が見えてくるはずです。
得意・苦手を把握しやすいように、間違えた問題には、印をつけておきましょう。
注意点として、日本国際教育支援協会が公式に出版している過去問題集には、解説がついていません。
Miku:
スクールで検定試験対策講座を受講していない場合は、分からない所を自分で調べて、付箋に書いて貼っておくと見やすいです。
日本語教育能力検定試験に1回で合格するためには、苦手分野を克服して、少しでも点数を取らなければなりません。
間違えやすい分野や項目は、参考書を徹底的に読み込んで、自分の言葉でノートにまとめたり、問題演習を繰り返したりして、理解を深めていきましょう。
苦手分野の克服は、スクールの講師に助けを求めるとスムーズです。
また、苦手分野の勉強を優先しつつも、得意分野は、応用レベルの問題にチャレンジしてみるのもいいかもしれません。
日本語教育能力検定試験の合格に向けて、ある程度知識が定着して、検定試験の出題傾向も掴めたら、「問題演習→インプット」を繰り返して、実践力を高めていきましょう。
特に、過去問は3回以上、繰り返し解くことを目標にしてみてください。
2回目以降は、正答率が8〜9割を超えることが望ましいです。
それから、本番の試験では、試験Ⅰは90分で100問、試験Ⅲは120分で80問と記述式問題1つを、解答しなければならないため、テンポよく解答する練習もしていく必要があります。
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以下では、日本語教育能力検定試験への合格に必要な勉強時間について、解説します。
日本語教育能力検定試験への合格に必要な勉強時間は、人によって異なるため、一概にはいえません。 同じ時間勉強したとしても、成果は人それぞれです。
実際にインターネットで検索をしてみても、250時間で合格できたという人や、500時間は必要だという人など、さまざまです。
日本語教育能力検定試験への合格に向けて、勉強を一通り終わらせるためには、平均で400〜500時間の勉強時間が必要だといわれています。
その理由は、日本語教師養成講座には、420単位時間以上の授業がありますが、養成講座と検定試験では学ぶ内容が同じくらいのボリュームなので、勉強時間も同じ程度に必要だと考えられるからです。
しかしながら、検定試験に合格するためには、毎日コツコツ試験対策を続けることが大切なので、自分が無理なく続けられる勉強時間を選びましょう。
日本語教育能力検定試験の対策期間の目安は、半年となっています。
仮に、勉強時間を400時間として、1日2時間勉強していくと、200日=約6ヶ月半かかるため、特に仕事や学校と両立しながら試験対策をする場合は、半年程度の試験対策期間を確保した方がよさそうです。
ただし、2〜3ヶ月で合格したという事例や、1年かけて勉強して合格したという事例があるので、半年という期間は1つの目安として、自分に合った試験対策期間を選択しましょう。
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上記でご説明した勉強時間と、試験対策期間の目安を参考に、勉強スケジュール例をご紹介します。
日本語教育能力検定試験は、毎年10月に実施されますが、試験対策期間を半年、過去問3年分を3回解くことを条件とすると、勉強スケジュールの全体像は以下のようになります。
上記の全体像をもとに、半年で400時間勉強することを目標にすると、平日1日の勉強スケジュールは、以下のようになります。
学習者は正社員で、週5日・1日8時間、働いているとします。
このように、平日は2時間ずつ勉強して、週末は、3〜4時間ずつ勉強すれば、半年でだいたい400時間の勉強時間を確保することができます。
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冒頭でも触れていますが、2024年4月から日本語教師は国家資格「登録日本語教員」になりました。「登録日本語教員」を取得するためには、日本語教員試験に合格する必要があります。もし日本語教育能力検定試験に合格しても、「登録日本語教員」は取得できません。
ただ、初年度の日本語教員試験を独学で目指した方の合格率は低く、非常に難易度の高い試験であったことが分かっています。
もし「独学での試験対策は不安」「合格の可能性を上げたい」という方は、日本語教師養成機関が行っている試験対策講座を受講するのもおすすめです。
◎KEC日本語学院
日本語教師のプロを養成する専門スクール「KEC日本語学院」の試験対策講座です。ベテラン講師による、試験のツボを押さえた濃密な指導を受けることができます。通学かオンラインか、またはその併用か、自分の都合で選べる点も魅力です。
>>KEC日本語学院 日本語教員試験対策講座
◎資格スクール大栄
名古屋外国語大学名誉教授「坂本正」教授と、名古屋大学名誉教授「鹿島央」教授の2名が監修した「SkiPシステム」を受講できます。重要事項を網羅した本講座では、応用試験の聴解問題などに対応できる実践力を身に付けます。
>>資格スクール大栄 日本語教員試験対策講座
◎カナン東京日本語教師養成講座
通学か、オンラインか選択できる「日本語教員試験 合格対策コース」を実施します。本コースには、講師陣が過去の検定試験の内容を分析した練習問題や解説が含まれています。また、内容と受講形態によって受講パターンが分かれていますので、興味のある方はまず問い合わせてみてください。
>>カナン東京日本語教師養成講座 日本語教員試験対策講座
◎アークアカデミー
これまで日本語教育能力検定試験対策講座で、多くの合格者を輩出してきたアークアカデミー。今年から始まる日本語教員試験対策講座では、基礎固め用の「e-learning教材」、オリジナルの「区分別試験対策教材」、「総合問題」など充実の内容で合格を目指すことができます。
>>アークアカデミー 日本語教員試験対策講座 在宅 ※通信
◎日本東京国際学院
日本語教師養成35年の「泉均」先生が責任指導する、応用試験を受験する人のための対策講座。全てオンラインで完結し、後日アーカイブ配信もされるため、忙しい人も自分のペースで受講することができます。
>>日本東京国際学院 【オンライン開講】登録日本語教員試験対策コース
◎アルク(教材)
35年にわたり日本語教育の教材を開発してきた「アルク」による「アルク登録日本語教員養成セット」。日本語教員試験の出題内容に対応したテキスト、対策書籍に加え、学習動画や学習アプリも閲覧可能な豪華セットです。
◎アガルートアカデミー
アガルートの「2025年合格目標・日本語教員試験&日本語教育能力検定試験合格総合カリキュラム」は、広範な出題範囲を効率的に網羅した通信講座。初心者でも国家資格と民間資格の両方のダブル合格を目指せます。
>>アガルートアカデミー
今回は、日本語教育能力検定試験に1回で合格するための勉強法と、試験対策に必要とされる勉強時間をお伝えしました。
検定試験に初回の受験で合格するためには、試験対策期間は半年程度、勉強時間は400〜500時間程度を目安に、学習計画を立てるといいでしょう。
試験対策の基本は、基礎知識を定着させるために、インプットと問題演習を繰り返すことです。
しかしながら、勉強の成果にはどうしても個人差が生じてしまうため、この記事でご紹介した勉強法や勉強時間を参考にして、自分にぴったりの学習計画をアレンジしてみてください。
もし、「登録日本語教員の取得を優先したい」という方は、日本語教育能力検定試験ではなく、日本語教員試験の受験をおすすめします。
関連記事:登録日本語教員の試験(日本語教員試験)とは?最新情報を総まとめ!
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BrushUP学びは日本語教師養成講座や日本語教育能力検定試験の対策講座など、日本語教師を目指せるスクールの情報をまとめたサイトです。エリア別にまとめて比較でき、とても見やすいです。