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2023年10月25日に、日本語教師養成講座を実施しているスクール3校による座談会を行いました。
今回は、「国家資格化」「eラーニングと通学」「資格取得後の働き方」「これから日本語教師を目指す方へのメッセージ」という4つのテーマについて、座談会でお話いただいた内容を、まとめてお伝えしたいと思います。
これから日本語教師の資格を取得しようと考えている方は、ぜひご一読ください!
まずは、今年の5月26日に法案が成立し、2024年4月から実施される日本語教師の国家資格化について、お話を伺いました。
日本語教師の国家資格化が決まってから、日本語教師という職業に対しての注目度は高まっています。
今回の座談会に参加されたスクールも、国家資格化に関する問い合わせが増えていると話していました。
実際に、当WEBサイト『日本語教師ナビ』でも、アクセス数及び、スクールに関しての問い合わせが増えています。
日本語教師資格の資料請求に関しては、他の運営WEBサイト『BrushUP学び』と合わせると、全体で4〜5倍に増えており、これまで人気の高かった介護職を、追い抜いた月もありました。
具体的な問い合わせ内容としては、以下の3点があげられました。
このように、これから日本語教師を目指す方は、「どのような選択をすれば、確実に登録日本語教員になれるのか」という疑問を持って、問い合わせをするケースが多いです。
しかしながら、国家資格化に関しては、まだ正式に決まっていないことも多いため、答えてあげられないことに、皆さん悩んでいました。
皆さんから出てきたお話をもとに、最近問い合わせをされた方の年齢層をまとめると、以下の通りになりました。
尚、当WEBサイトは、利用者の7割以上が女性となっていますが、他のスクールも女性の問い合わせが多いとのことでした。
最近では、より収入の高い企業への就職を狙って、学生のうちに資格取得を試みる20代が増えています。
また、就職後の子どもの収入を心配して、親御様が問い合わせをするケースも出てきています。
国家資格化のメリットは、以下の4つがあげられました。
中でも、「認知度が高まる」という点は、皆さんに共通している意見でした。
また、日本語教育業界では、全体的に日本語教師が不足しているという現状もありますが、日本語教師になる人が増えれば、そういった問題は解決されていくだろう、というお話もありました。
一方で、国家資格化のデメリットとしては、以下の3つがあげられました。
特に、国家試験対策に関して悩んでいるスクールは多く、日本語教師養成講座の他に、新たに試験対策講座を設ける余裕はない、と不安視する声もありました。
これから日本語教師を目指す方にとっても、国家資格化についての具体的な情報が少ない点は、大きなデメリットとなっているはずです。
国家資格化で、日本語教育業界をより活性化させるための改善点としては、以下のようなものがあげられました。
教師不足と職員の高齢化に関しては、円安・各種手数料の高騰・政府からの手薄な支援などの影響で、日本語学校が給与を上げにくい現状があること、若い世代のなり手が少なく、高齢化の進む教師たちで授業を行わなければならない状況があること、などについて議論されました。
東京などの都市部では、人手不足を解消するために、日本語教師の時給を上げているようですが、給与面だけではなく、若い日本語教師が増えるような環境づくりをしていく必要がある、ということで話がまとまりました。
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続いて、コロナ禍をきっかけに広く普及したeラーニングと、通学について、お伺いしました。
eラーニングのメリットとしてあげられたのは、以下の4つでした。
やはり、eラーニングは、場所と時間を自由に選べるため、働きながら資格取得を目指す方にとっては、仕事と学びを両立しやすくなります。
また、オンラインツールが普及している現代において、オンラインとオフラインの両方で教えられる教師は優遇され、仕事の選択肢が増えるだろう、というお話もありました。
eラーニングのデメリットは、以下の3つがあげられました。
特に、オンライン化に関しては、コロナ禍の特例措置が終了し、オンライン授業から通学授業へ切り替えるスクールが増えており、オンライン化があまり進んでいないようです。
今後重要となる授業スタイルに関して、皆さんから出た意見は、以下の通りです。
最近では、通信講座のニーズも増えており、企業から委託される日本語の授業も、オンラインを希望されるケースが、増加しているという状況もあるようです。
そのため、実技は対面でしっかりと学びながらも、オンライン授業に対応できるスキルも身につけるために、通学とeラーニングを組み合わせた受講が理想である、という趣旨のご意見を頂きました。
今回の座談会に参加されたスクールにおいても、完全通学や通学・通信併用など、教え方はさまざまです。
そのため、これから日本語教師を目指す方は、自分にはどのような学び方が合っているのかを考えて、スクール選びをしてみてください。
日本語教師の資格取得後の働き方についても、お話を聞いてみました。
今までは、学校の教室でしか教えられなかったものが、コロナ禍をきっかけに、オンライン授業が盛んに行われるようになったことで、新しい働き方として定着しつつあります。
座談会では、本業と両立しながら副業として日本語を教える方法についても、言及されました。
オフラインかオンラインか、本業(常勤講師)か副業(非常勤講師)かなど、日本語教師としての働き方は、ますます多様化しています。
働き方に関連する話題として、日本語教師の求人が少ないという現状も指摘されました。
実際に、大手の求人サイトでも、心理カウンセラーだと1万件出てきますが、日本語教師だと2,000件程度にとどまっています。
しかし、教師不足で悩んでいる日本語学校は多いことから、表に出ていない求人がもっとあるのではないか、というお話もありました。
若い方にとっても、資格を取得しても求人が少ないとなれば、日本語教師を目指すハードルは高くなっているでしょう。
そのため、当WEBサイトでも、日本語教師を目指す方が、資格取得後の就職をイメージできるように、有益な情報を発信していく必要性があげられました。
日本語教育業界における教師不足と、教師の高齢化を解決するには、若い世代の人材を確保できる環境づくりが必要だ、という議論もされました。
日本語教師という職業は、資格取得の段階で、ある程度のお金が必要になるので、経済的に余裕のある退職世代や、主婦が目指すケースが多いです。
一方で、新卒などの若い世代の方にとっては、日本語教師として就職した後のキャリアアップのイメージがしづらく、金銭的なリスクを取りにくいという現状があります。
したがって、どのような役職があって、どのようなタイミングでキャリアアップをするのか、というキャリアビジョンを示していく必要がある、という意見になりました。
座談会の後半では、女性がライフステージ(子育て・介護・老齢化)によってキャリアを諦めなければならない時期があるという問題が指摘され、新しい働き方を選択した実例があげられました。
80歳の女性の教師
足が悪くなって通勤が難しいため、退職を考えていたが、オンライン授業に切り替えたことで、在宅で仕事を続けられるようになった。
子育て世代の女性教師
子どもが幼稚園に行っている数時間を使って、在宅で仕事ができるようになった。
このように、新しい働き方を選択することで、女性も日本語教師として長く働けるようになってきています。
女性比率の高い業界だからこそ、女性が長く働きやすい環境づくりをすることも重要だ、というご意見もありました。
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最後に、スクールから日本語教師を目指す方へのメッセージをいただきました。
日本語教師というのは、「自分が教師になってこうやりたい」というのと、学習者が「日本語を勉強してこうやりたい」という両方を、同時に叶えようとする欲張りな仕事です。
両方を手にしようとする分、大変なことも多いですが、嬉しさは2倍になります。
ですから、少しでも興味があれば、どのような働き方でもいいので、日本語教師という仕事に挑戦してみてください。
日本語教師になってよかったと思っている教師は多いですし、中には「嬉しくて泣く仕事は初めて」という方もいるので、やりがいのある仕事だと思いますよ。
まずは、興味を持ってスクールに話を聞きにいって、日本語教育業界を知ってみるということが、とても大事だと思うので、ネット検索だけで終わらせず、実際に行動をしてみてください。
日本語教師の国家資格化が決まって、今は国が力を入れているので、これから日本語教師を目指す方にとっては、大きなメリットになるはずです。
私たちスクールも、日本語教師としての働き方や、キャリアビジョンなどを効率よく伝えられるように、日々努力をしていきますね。
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今回は、日本語教師養成講座を実施されているスクールとの座談会の内容を、まとめてお伝えしました。
来年からの国家資格化で、日本語教育業界をより活性化させるために、改善すべき点はたくさんありますが、これから日本語教師を目指す方にとって働きやすい環境づくりが、国家主導で積極的に行われていくでしょう。
日本語教師というのは、やりがいのある仕事だからこそ、私たちも改善できる所は改善して、若い世代を中心に、なり手を増やしていかなければなりませんね。
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最後に、今回の座談会に参加いただいたスクール3校についてご紹介します。
これから日本語教師目指す方は、スクール選びの参考にしてください。
アークアカデミーは、日本語教育の専門機関として35年以上の歴史があります。
日本語教師として必要な理論的な知識を身につけるのはもちろん、教壇での振る舞いやジェスチャー、分かりやすい教材の作り方など、きめ細かなレクチャーが受けられ、「実践的なスキル」を養います。
また、グループワークも多く取り入れられており、受け身ではなく、自ら考え、柔軟に対応する力も身につきます。
CMB日本語教師養成講座(千葉モードビジネス専門学校)の実習先は同じ校舎にある併設の日本語学校で行われます。
授業見学だけでなく、学生との交流も積極的に行われ、留学生との関わりを多く持てる工夫がなされています。
「現場で役立つ実習」をモットーに、教壇実習までの一連の流れを受講生個々の理解度に合わせて丁寧に行われます。
ベテラン講師陣との対面授業により、受講生を正確にモニタできる点は通学コースの強みといえます。
2023年4月に開校したルネサンス日本語学院。
運営会社のブロードメディア株式会社が16年以上培ってきた日本語教育のノウハウと、高い卒業率を誇るグループの通信制高校で採用している完全ネット型学習システムが導入され、取り組みやすく挫折させない講座作りがなされています。
受講者には現職日本語教師が担当に就き、充実した学習サポートが受けられます。
即戦力の日本語教師になるため、生活者・留学者・就業者などパターンごとに実習が用意されています。
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