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図書館司書の仕事内容と図書館ごとの特徴をご紹介!

更新日:2020/06/11

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図書館司書の仕事内容といえば何を思い浮かべますか?図書館司書の仕事は、カウンターでの案内業務や本の整理の他にも、購入する図書の選定やイベント企画など様々な業務があります。また、働く図書館の種類によって特徴的な業務もあります。

本ページでは、図書館司書の仕事内容と、図書館の種類ごとの仕事の特徴についてご紹介しています!図書館司書を目指す方や司書の仕事が気になる方は参考にして頂ければ幸いです。

1.利用者の案内に関する仕事

カウンター業務

利用者にとって司書を最も身近に感じるのがカウンター業務ではないでしょうか。カウンター業務の主な内容は、貸出・返却などの対応、新規登録の受付、館内の案内などです。

1)資料の貸出・返却・予約
資料の貸出・返却・予約の対応を行います。資料は書籍だけでなく、CDやDVDを取扱う図書館もあります。
利用者が貸出カードを忘れてしまった場合や返却された資料が傷ついていた場合の対応なども予め想定しておくと、スムーズな対応ができるでしょう。
最近では、自動貸出機やインターネットでの予約システムの普及により、カウンター業務の負担は軽減される傾向にあります。

2)新規登録の受付
初めて図書館を利用する方の利用者登録や利用者カードの発行を行い、利用方法の説明を行います。個人情報を登録してもらうことになりますので、その取扱には十分に気を付けましょう。

3)館内の案内
土日は特に利用者が多いので、丁寧さに加えてスムーズな案内が求められます。利用者の方へ気持ちの良いサービスを提供できるように心掛けましょう。利用者からお礼の言葉や反応をダイレクトに受取れる点は、司書の魅力ですね!

レファレンスサービス

レファレンスサービスとは、利用者が知りたい情報がどの資料に掲載されているのかを調べ、適切な資料や情報を提供するサービスを指します。図書館では「調べもの・探し物お手伝いします」などといった案内を出している場合もあります。

例えば、「地域の植物について調べたいです」と尋ねられたら、植物の図鑑やDVDなどの資料を案内します。その資料の活用の方法などを合わせてご案内できると、さらに親切な対応になります。

利用者の「知りたいこと」をくみ取り、それに応えるための資料に関する幅広い知識とコミュニケーション力が必要とされる業務です。その点では、社会人経験や接客のアルバイト経験があるとレファレンスサービスの業務に役立つでしょう。

>>社会人から図書館司書を目指す場合はこちらをご覧ください

2.資料の管理に関する仕事

選書

選書とは、図書館に蔵書する資料を選定する作業のことをいいます。多くの図書館では「選書会議」で新規購入する資料を選定しています。取次会社から送られてくる書籍を手に取って選ぶこともあれば、カタログから発注することもあります。

選書の大きなポイントは「決められた予算で、多くの利用者に満足してもらえる資料を選ぶこと」です。

多くの利用者に満足してもらえる資料を選ぶためには、様々なデータや流行の考慮が必要です。データについては、利用者の年齢層、ニーズ、リクエストの数などを活用します。流行については、新刊はもちろん、話題のニュースや受賞作品など幅広い情報にアンテナを張ることが大切です。

データの分析も流行の把握も、日々の情報収集が活きてきます。利用者との会話や話題のニュースから、新規購入にふさわしい資料のニーズを考えておくと、選書会議でも有意義な意見を出せるかもしれません。

配架・整理

返却された資料を元の場所へ戻すことを配架(はいか)といいます。館内で閲覧された資料も戻された位置が異なっていたら整理します。

返却された資料は、図書館の本の背表紙に貼ってある分類ラベルに基づいて正しい場所へ配架します。ラベルには本の分類や著者の情報などが示されておりますので、「館内のどの書棚にどの分類の本が並んでいるか」を把握しておくと配架や整理の作業はスムーズに行えるでしょう。

蔵書点検

蔵書点検は、図書館内のすべての蔵書の所在や配置などを確認する作業のことで、年に1回程度行われます。具体的には、資料の所在が明確か、正しい場所に配置されているか、破損していないかどうか、内容が古すぎないか、などについて1冊ずつ確認していきます。蔵書として不適切な資料は取り除いたり、汚れをきれいに拭き取ったりして対応します。

大規模な作業になるため、蔵書点検を行う期間は図書館は休館となることが多いです。「蔵書点検のため〇月〇日は休館となります」という案内を見たことのある方も多いのではないでしょうか。

当然ですが、蔵書の多い大きな図書館になるほど蔵書点検はたいへんな作業になります。近年ではコンピュータシステムの導入により、所在が不明な蔵書の抽出に関しては以前よりも手間が減っている図書館も多いようです。しかし、蔵書の配列の整理、破損の確認などは司書の目でしっかりと確認する必要があります。

蔵書点検は、図書館を快適に利用していただくために欠かせない作業です。たいへんな作業になるかとは思いますが、館内の司書や職員の方と協力して行ってみてください。

本の修繕

返却された際や蔵書点検で破損・汚染されている本を発見した場合に修繕する作業も司書の大切な役目です。経費で購入した大切な資料を少しでも長く利用できるよう、必要に応じて補修をしたり汚れを除去したりします。

本好きにはたまらない、本に囲まれて過ごす司書の仕事。司書を目指すには国家資格が必要ですが、国家試験の受験は不要ですので比較的目指しやすい国家資格といえます。
詳しくは『図書館司書を目指すには?』のページをご覧ください。

3.そのほかの仕事

イベントの企画・運営

図書館でのイベント企画して利用者へ読書活動を推進するのも司書の大切な役割です。図書館では、様々なイベントが行われます。

例えば、都内でテレビドラマのロケ地となったある地域の市立図書館では、ドラマのロケで使用された台本や用具の展示が企画展として行われていました。また、新刊の紹介コーナーや、季節に応じたおすすめ図書のコーナー、絵本の読み聞かせなどのイベントも公立図書館ではよく催されています。

広報・PR活動

多くの方に図書館を利用してもらうための広報活動やPR活動も司書の業務の1つです。例えば、図書館の催しや新着図書などは「図書だより」を発行して周知することがあります。新着図書の紹介文(書評)を司書が書くこともあります。図書館は公共性の高い施設ですので、地域密着型のメディア(新聞やテレビ番組)の取材を受けることもあるそうです。

図書館のイベントや図書活動について発信することが、読書の普及や図書館の利用促進にも繋がります。

4.図書館の種類ごとの仕事の特徴

公立図書館の仕事の特徴

公立図書館は利用者層が幅広いため、業務の幅も広くなります。

例えば、子ども向けのイベントや障がいをもった方のサポート。これらの業務内容としては、絵本の読み聞かせやブックトーク、点字図書のご案内などが挙げられます。

また、地域の特性を活かした業務に携わる機会もあるかと思います。地域と連携したイベントの例としては、八王子市(東京都)の市制100周年記念事業「第 39 回 八王子市図書館 手づくりの本展」など、行政と連携して行うイベントがよく見受けられます。
地域によっては、車に書籍を乗せて巡回する「移動式図書館」という取組を行う図書館もあります。

大学図書館の仕事の特徴

大学図書館の司書の主な業務は、その大学の学生や教職員を対象に、研究やレポート・論文の作成に利用する図書の貸出や案内です。大学の図書館に勤める場合、対象の世代や分野は公立図書館と比べて限定的になります。利用者と関わる案内業務では、学生や教授に寄り添ったサポートをできることが司書として1つのポイントとなるのではないでしょうか。

業務でよく取扱う分野に関しては、大学の特色が出てきます。総合大学では幅広い分野の専門書を、専門性の高い大学では特定の分野の専門書を案内する機会が多いでしょう。例えば教育大学では学校教育に関する専門書、理工系の大学では科学に関する専門書の割合が大きくなります。

専門図書館の仕事の特徴

専門図書館は、特定の分野について特化した図書館です。利用者はその業界・分野のプロの方々が多く、研究や発展のために必要な情報や論文を探して提供する業務などがあります。専門分野に特化した資料を取扱いますので、専門図書館にお勤めの際は、ご自身の興味や知識のある職場を選ぶと業務に取り組みやすく活躍しやすいでしょう。

国立国会図書館の仕事の特徴

立国会図書館の職員は、利用者への案内などの「司書業務」の他、国政に関する「調査業務」や国会などと連携をとる「事務業務」があります。
国立国会図書館の役割の1つに「国会の活動の補佐」という役割があります。他の図書館と比較して特徴的な業務として、国会議員等から依頼を受けて調査や国政課題に関する調査などが挙げられます。

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